【訪問診断(リフォームのご相談+整理収納実例)】
リフォームすべき?これからどう暮らす?
~ 仲良し大家族のこれからの住まいと住まい方を考える ~
【お片付け前の準備編≪No.5≫】
整理収納アドバイザー、Minimal Office 専任アドバイザーの関口真衣です。
「仲良し大家族のこれからの住まいと住まい方を考える」というタイトルでMinimal Officeのお仕事の実例のご紹介しています。
「事例は具体的な方が皆さんにわかりやすいと思うので、自分のように日々悩み、奮闘する女性たちの悩み解消、救済へと繋がるのであれば、遠慮なく、どんどん使ってださい」というありがたいお客様のご厚意があって、ブログで写真なども合わせてご紹介ができています。
本当にありがとうございます。
今回ご紹介しているお客様からの主なご相談、ご依頼内容は以下のようなものです。
【主なご相談内容】
■ 近いうちに、同居家族が増えるため、家族間で部屋の入れ替えを予定している。どのように片付ければよいか?
■ 大家族で、モノも多く、モノを捨てるのが苦手な家族もいる。
■ 幸い、敷地や家は広く、どうにかなっているが、片付かない。
■ 片付けへの手の付け方、モノの手放し方がわからない。
■ 水まわりのリフォームの話も出ているが、本当にやるべきか?いつやるべきか?リフォームをするのなら、どの位、どの規模やるべきか?どんなリフォームが考えられるか?
■ 大家族で、意見が分かれ、まとまらない。
まずは、水まわりの リフォームのご相談について、過去4回のブログで、それぞれ以下のような内容をご紹介してきました。
(下記のブログNo.をクリックすれば過去の記事を読むことが出来ます。)
ブログNo.1:
今どき珍しく、羨やむ位に団結力がある、仲良し大家族であるお客様の家族構成について。
ブログNo.3:
ヒアリングを踏まえ、建物と各部屋の現状を拝見させていただいた上での私なりの感想と考察。そして、リフォームを検討していただく際に、参考やご判断材料にしていただくための仮のリフォーム案①(できるだけ予算とリフォーム範囲を抑えたプラン)について。
ブログNo.4:
リフォーム案①を更にバージョンアップさせた、ご家族の今、そして、これからの住まい方により寄り添う形で、お客様が、これから先も変わらず「大好きな家に住み続けたい」「残したい」とより強く思い、より愛着を持ってお家に接したくなるような、より快適性や利便性を追究したプラン、リフォーム案②について。
水まわりを中心とするリフォームについては、以上のような形で作業を進め、引き続き、ご家族で、今後の住まい方や理想の暮らし方を話し合い、時期、予算、リフォーム内容を煮詰めていっていただくこととなりました。
次に取りかかったのが、お片付けに関するお悩みです。
普通であれば、まずは、今の暮らしを整えるお片付けのご相談に取り組み、モノを整理した上で、これからのリフォームについて考えていく方が良いんじゃないの?と思う方がいるかもしれません。
しかし、今回は、あえて、リフォームのご相談から取り組みました。
そうすることで、お客様は、理想の暮らしがイメージしやすくなります。
「どのように暮らしたいですか?(理想の暮らしは?)」
「どのように使いたいですか?(理想の使い方は?)」
と、お客様に同じご質問をする場合、
お片付け時にお尋ねするよりも、リフォーム時にお尋ねする方が…
「こんな風にしたい。」
「こうなればと理想。」
「もっとこうしたい。」
と、より具体的で、よりはっきりした、ご意見やご返答をいただくことができます。
それは、これからに希望を持てていて、よくなる暮らし、理想の暮らしがきちんとイメージできているためだと思います。
お片付けの際に、同じくお客様の理想を伺うと、今の暮らしや間取りならどうせできることは限られていると思ってしまうからか、どうしても諦めを含み、ご自身でブレーキや制限をかけて、実現できそうな範囲の中での理想を考えてしまいがちです。
お片付けであっても…
リフォームであっても…
新築であっても…
理想は理想です。
理想は、憧れでも、空想でも、妄想でもよいのです。
叶うか叶わないかは、一旦、考えなくてよいのです。
どんなお客様でも、リフォームや新築のお話となれば、お片付けの時よりも、自然と間取りを意識しながら、理想の動き(動線、動作)、理想の配置と使い方(収納)、理想のインテリア(好み)などイメージして考えることができます。
そこで挙がる理想をどんどん具体的なモノにしていき、理想を叶えるためには、理想に近づけるためには、何が必要か?どうすればよいか?ということを逆算すれば、それらがより具体的な目標となり、お客様の整理収納の狙い(目的)へと繋がります。
整理収納では…
狙い(目的)=理想の暮らしとは何か?
どのように暮らしたいか?
どのように使いたいか?
を、まず、明確にしてから、整理収納に取り組むことが大切です。
お片付けからではなく、あえて、先に、水まわりのリフォームのお悩み相談から取りかかったことで、
自分たちが、どのように暮らしたいか。
自分のモノがどの位あり、片付けるにはどの位のスペースが必要になるか。
をイメージしやすくなったはずです。
リフォームのお話ややりとりの中で、
自分たちが、自分たちの思いや生活をきちんと理解することが必要であること。
判断や決断は、自分たちにしかできないこと。
自分たちの判断が、今後の暮らしや暮らし方に大きく作用して、重要になってくること。
をご理解いただけたと思います。又、
スペースや収納をつくるためは、それ相応の労力と費用が掛かる。
ということも、一緒にご理解いただけたと思います。
それらを理解、意識した上で、お片付けに取りかかれば、モノやスペース、家に対する意識が自ずと高まってきます。
間取りを目で見ながらご説明したことで、仮の間取りプランをご提示し、今とこれからの生活の変化をイメージできたことで、動線や使い方(動作)が、視覚的に、更に意識され、今の暮らしにも積極的に取り入れようとする力が働きました。
これらが、お客様の家やモノ、更には、暮らしや生き方に対する意識の変化をもたらし、整理収納に対する意識や意欲へと変わります。
又、その整理収納の意識や意欲は、今の住まい方やこれからの暮らし方に結びつく重要な要素となり、結果、今後のリフォームを考える上でも、お客様が様々な決断を下すための後押しとなる判断材料へと変化していくはずです。
だから、今回は、整理収納の前に、あえて、リフォームのご相談から取りかかったのです。
それに、今回のお客様は大家族でもあります。
多くの人で共有しなければならないモノ、空間があります。
ご家族のみなさんが、できるだけストレスなく、より仲良く、より快適に暮らしていくためにも、モノや空間に対する意識は、できるだけ共通であったり、近いものであった方がよりよいはずです。
リフォームに比べ、整理収納の意識には、個人差やばらつきがあります。
だから、元々は、整理収納に消極的なご家族であっても、リフォームのお話で、家や理想の暮らしに対して、モチベーションを上げていただければ、整理収納に対しても、興味や積極性が増し、協調性も生まれてくるはずです。
そのことも期待して、リフォームのご相談から取り掛かったということも一理あります。
イメージすることはとても大切です。
皆さんも是非、自分で制限をかけず、叶う叶わないは無視して、理想の暮らしのイメージを膨らませてみてください。
今よりも暮らしに興味が湧き、少し積極的に行動できるようになるはずです。
整理収納の目標設定に関しては、過去のこちらの記事→★で詳しくお話しています。
是非、ご参考にしてください。
では、ここから、いよいよ、実際のお片付けのお話となりますが…
次回のブログに続きます。
お楽しみに!!
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