【訪問診断(リフォームのご相談+整理収納実例)】
リフォームすべき?これからどう暮らす?
~ 仲良し大家族のこれからの住まいと住まい方を考える ~
【お客様の住まいとヒアリング内容編≪No.2≫】
整理収納アドバイザー、Minimal Office 専任アドバイザーの関口真衣です。
前回のブログより、「仲良し家族のこれからの住まいと住まい方を考える」というタイトルでMinimal Officeのお仕事の実例のご紹介しています。
前回のブログでは、今どき珍しく、羨やむ位に団結力がある、仲良し大家族であるお客様の家族構成について、ご紹介しました。
早速、その続きで、今回は、お客様の住まいについてをご紹介していこうと思います。
【住まい】
大都市郊外の緑豊かな地域で、敷地も広大で、母屋以外に、離れや物置などの建物もあります。
① 母屋 築30数年 平屋建て約48坪 5LDK
② 離れ(作業場2階) 2LDK ※風呂+WC付
③ 離れ(旧店舗) 築40年 2K ※WC付
※ その他作業場、物置など別棟が数棟あり。
①の母屋の写真。築30年以上経っているとは思えない位、きちんと手入れがされた素敵なお家です。
各棟の配置と家族の住まい方は下図のような感じです。
ご家族も建物もたくさんなので、少々複雑ですが、今回のご依頼は、主に、母屋のリフォームのご相談と、②の離れ(作業場2階)を、翌々月、海外からご帰国される、次男ご家族に明け渡すためのお片付けと敷地内引っ越しのご相談です。
【母屋平面図】
なかなか、図面がないお家や増改築されて、新築時とは大きく姿を変えてしまっているお家も多いのですが、お客様のお家は新築時の図面もきちんとあり、現在もほぼ図面のままの状態でした。
青字が、現在の各お部屋の使われ方です。
【ヒアリング】
Minimal Office が、お客様と同じ目線で、お客様一人一人に合わせたお悩み解決へのご提案をするために、まず一番最初に行うことであり、何れのご相談、ご提案時にも、とても大切にしているお客様へのヒアリングです。
いくら大家族であっても、実際に、ご家族お一人お一人からヒアリングさせてもらうことは変わりません。
同じご家族であっても、そこは人間。
性格も違えば、考え方や好みなど価値観はやはり違います。
また、ご家族同士だから、お互いを気遣って、言いづらいこと、当たり前すぎて、近すぎて、気づかないこと、同じことでも微妙なニューアンスのズレがあることもあります。
それらを一つ一つ聞き出していきます。
時間はかかりましたが、今回もいつもと同じように、それぞれが抱える悩みや問題点、考え方や好み、理想をそれぞれに伺っていきました。
お伺したヒアリング結果は、要約すると、以下のようになりました。
(どなたの意見だということは、割愛させていただきます。)
今、暮らしていて気になることは…
■ キッチンが古くなってきた。
■ キッチンやリビングの床が数カ所ブカブカする。
■ 洗面所が寒く、狭く、収納がない。
■ 浴室が寒く、狭い、換気扇が壊れている。(常に窓を開けて換気している。)
■ 原因不明だが、洋室(長女・三男寝室)の押し入れに湿気がこもり、カビが発生する。
お家に対する要望は…
■ キッチンを新しくしたい。
■ キッチン収納を増やしたい。
■ 食器棚をキッチンに近く移動したい。
■ 洗面所をもう少し広く、あたたかくしたい。
■ 洗面所に収納が欲しい。
■ あたたかく、掃除がしやすいお風呂に新調したい。
今のお家の気に入ってる点(変えたくない点)は…
■ 間取り。 ※全体的に気に入っているし、使いやすし、満足している。
■ キッチンとダイニングテーブルの配置。
■ 広い(複数人でも作業できる)キッチン。
■ リビングの小上がり。
■ 祖母が健在の間は、祖母の部屋は動かしたり、弄りたくない。
■ 立て替えや大規模リフォームは、今は考えていない。
■ 来客も多いので客間は必要。
■ 事務所は、後々、母屋と別棟に移動したいと考えている。
悩んでいる点、困っている点は…
■ リフォームするかどうか、そして、その範囲、いつやるか、で家族の意見が分かれている。
■ 時期的、経済的に、今ならリフォームは可能。
■ 不具合が出つつあるが、今、すぐ直さなければならないような、壊れている所、使えない所は、特にはない。
■ 今後の人の動向が読めない。
■ 大家族である故に、どうしてもモノが多くなり、小さい子供も多いので片付かない。
■ 捨て方がわからない。
■ 数十年放置している不用品もたくさんある。
■ 近々、次男家族の同居に合わせて、敷地内で、部屋の入れ換え&引っ越し予定だが、どこからどう手をつけたらよいかわからない。
といったようなものでした。
厳密にいうと、多少の温度差はありますが、今回のご家族の場合、ご家族が考えていること、思っていることは、概ね同じ傾向にありました。
ご家族からのヒアリング結果をまとめると…
■ 家族全員が、建て替えなどの大規模リフォームは考えていない。
■ リフォームを今すぐにしたいとは思っていない。
■ 急ぎではないが、水廻りのリフォームをそろそろしたいと考えていて、その際には、床などの不具合箇所も一緒に直したい。
■ リフォームは器具の交換や不具合箇所の交換などだけで、間取りなどは、できれば弄らずに、最小限で良いと思っている。
■ 洗面所や浴室が、狭く少々手狭に感じている。
■ 冬場、洗面所や浴室が寒い。
■ 子供たちが大きくなった時を考え、個室も増築した方が良いのでは?という意見も出ている。
■ 子供たちの成長に合わせて、人の出入りも考えられる。恐らく、現在が、同居人数がマックスだと思うが、正直、数年先ですら家族の動向が読めない。
■ 大人たちは、今の家と暮らしが割と好きで、プライベート感は確かに少ないが、子供たちが小さいうちは、家族全員で、子供の面倒がみられ、特に問題ないと思っている。
■ 子供たちが高校進学時には、別居する可能性がある。
■ 自然に、リビングに家族が集まる今の家が好きである。
■ 建て替えは、子供たちがここに暮らしたいと思った時でよいと思う。
■ みんなも快適に、家事も楽になるのであれば、今、水廻りのリフォームはしても良い と思う。
というような感じでした。
それを踏まえて…
まずは、建物の現状と各部屋を拝見させていただき、リフォームについて、私なりの考察とリフォームする場合の仮プランをご提案させていただきました。
詳しくは、次回のブログに続きます。
次回もお楽しみに!
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