まだ間に合います。
新年を気持ちよく迎えるためのお片付け ~ タオル編 ~
整理収納アドバイザー、Minimal Office 専任アドバイザーの関口真衣です。
とうとう12月に入っちゃいました…早っ!!
今年も残すところ約1カ月です。
これから1カ月は、今年1年の感謝を込めて、日頃、Minimal Officeを応援してくださる皆様やブログをご覧になってくださっている皆様に、清々しい気分で2019年を納め、真っ白な気持ちで、希望や夢をたくさん持って2020年という新たな年を迎えていただけるように、 年末の大掃除や新年へ準備、お片付けなどに役に立つ情報をこのブログで 発信でしようと思っています。
第1弾はレジ袋編でした。(詳しくは⇒こちら)
今回の第2弾は、タオル編でいこうと思います。
みなさん、お家のタオルこんな状態になっていませんか?
お家にあるタオル、全て使っていますか?
タオルは、誰もが気軽に使えるものということから、お返しや贈り物、粗品でいただくことも多く、何かと増えがちです。
地方住まいであれば、業者やお店から年賀のご挨拶で貰ったり、タオルなんて買ったことがないというお宅もあるはずです。
年明けにはまた、お年賀の挨拶と共にタオルをいただくご家庭も多いかもしれません。
そんなタオル。
毎日使うし、それほど高価ではないはないし、ストックもあるし、汚れたら、ぞうきんにしていつでも気軽に交換できると思いつつも、タオルは普通に洗濯して使っている限りは、家電のように壊れたり、使えなくなったりということはほぼありません。
当然、長年使っているとヘタリや色褪せはありますが、なかなか破れたりしませんし、肌触りやヘタリ、色褪せなどを気にしなければ、半永久的に使えてしまいます。
そして、結局、交換することなく、気づいたら何十年も使っているという方も多いのではありませんか?
そして、交換することはほぼないタオルなのに、人からいただいたら、つい開封してしまい、気づけば、引き出しなどの収納に入りきらず、洗面所にタオルの山ができちゃっている。
そして、使うのはいつも山のてっぺんのタオルだけ、お気に入りのタオルだけ。
下の方のタオルは長い間日の目を見ずなんてことも。
出番を待っているいただき物のストックタオルも、総入れ替えできる位たくさんあるなんてお宅もたまに見かけます。
そんなことになりがちなタオルだから、意識的に毎年、タオルを一新するという方もいらっしゃいます。
では、みなさん!
タオルの数はどうやって決めていますか?
増えすぎたタオル、どうやって減らせばよいのでしょうか?
今回は、タオルの適正量を知り、タオルが多すぎる場合、減らす方法をこれらをお伝えしようと思います。
タオルを減らせば、洗面所のお片付けもスムーズに進みます。
是非トライしてみてください。
◆ タオルはいくつもつべき?どうやって適正量(数)を決める?
① 家族の人数と洗濯の間隔と予備で数を決める
【バスタオル】
例えば…バスタオル。
4人家族で、各自バスタオルを1日1枚使い、毎日洗濯する場合は、4人×1枚×1日=4枚で、バスタオルは最低4枚必要ということになります。
乾燥機があり、毎日確実に乾かせたり、万が一の場合は、他のタオルで代用するなどであればこの数でも構いませんが、お天気が悪くて乾かない場合などの予備を考慮しておけば安心です。
毎日洗濯するご家庭であれば、バスタオルは「家族の人数×2」で十分に回せると思います。
我が家も洗濯のしやすさと管理のしやすさから、実際使っているものは、ビッグフェイスタオルですが、バスタオルを使う派です。
夫と二人暮らしで、洗濯の目標は毎日ですが、天候や諸事情で2日に1回の洗濯ペースにもなりがちな我が家では、バスタオルの最低必要枚数は2人×1枚×2日=4枚となりますが、乾燥機付き洗濯機ではない我が家、天候や洗濯する時間によっては、乾かない可能性があります。
そんな時を考慮して、バスタオルは、各自1枚の予備を含め一人3枚の計6枚を定数としています。
当初は、予備は各自2枚の計8枚でしたが、以前、タオルを新調する際に、万が一のときはフェイスタオルを使えばよいという気持ちで、現在の6枚に減らしてみたところ、バスタオルが乾かずフェイスタオルを使うなんていうことは結局一度もなく、我が家の不規則な生活習慣でも全く問題ないことが解り、それ以降、我が家のバスタオルの定数は6枚となりました。
それに、当たり前のことですが、6枚にしてからの方が、各バスタオルの稼働率が上がり、交換時も全てしっかり使いきったと気持ちよく交換ができるようになり、それからというもの我が家では、1人1枚使うタオルなどに関しては、この定数を基本的に考えています。
【フェイスタオルなどその他のタオル】
その他のタオル類も基本的に同じ考え方をします。
必要なタオルの数=1日で使う総数(家族全員で使う枚数)×洗濯の間隔+予備※1
※1: +予備は大抵、×2と考えれば間に合うと思います。
で計算すればOKです。
例えば…
キッチンのタオルで、1日1枚使い、2日に1回洗濯するのであれば、1枚×2日×2(予備)=4枚となります。
洗面所のタオルを1日2回交換するので1日2枚使い、2日に1回洗濯するのであれば、2枚×2日×2(予備)=8枚必要という風に考えます。
あまり予備の心配をしなくて良いのであれば、予備を×2ではなく、+1枚や+2枚として、覚悟家庭の使用頻度や場所により考えていけば良いと思います。
タオルは、毎日、様々な場所で使いますし、家族構成、生活スタイル、生活習慣、生活リズム、好み、感覚などによって、適正量は変わってきます。
バスタオルを使うご家庭もあれば、バスタオルを使わず、全てフェイスタオルで済ませるご家庭もあります。
タオルもキッチン、洗面所、トイレと場所ごとにタオルの種類を分けているお宅もあれば、全て兼用で統一しているお宅もあります。
毎日タオルを交換するお家もあれば、隔日で交換や汚れたら随時交換と交換ペースも家によって異なります。
そして、タオルの洗濯ペースも毎日だったり、2日に1回だったり、乾燥機があるかないかなど、タオルを別洗いするかなどによっても洗濯の頻度や回数も変わります。
一度、ご自分の生活スタイルから、ご家庭の必要タオル数を計算して、適正量を判断してみるのもお勧めです。
② 収納場所に入る量で数を決める
タオルを収納するスペース、例えば、棚だったり、引き出しだったり、カゴだったりご家庭により違うと思いますが、それら収納場所に収まる分だけを適正量として、定数にするという考え方もあります。
増えすぎたタオルは、収納場所に合わせて持つ量を調整していくだけです。
カゴであればカゴに入る分だけ、引き出しであれば引き出し1段に収まるだけなどとして適正量、定数を決めていくのです。
ただ、もし、必要数が10枚であるのに、現在の収納場所では8枚しか入らず、2枚は溢れるなど本当に必要な数が入らない場合は、収納場所優先ではありません。
入れ物を定数とする場合は、あくまでも必要量が入ることが前提です。
きちんと必要な量が入る大き目の入れ物に変えたり、収納場所自体を変えることが必要です。
タオル自体を薄めのものや小さめのものに変えて、適正量(数)が入るようにするという方法もあります。
タオルの用途を兼用するというのも有効な方法です。
例えば、洗面所とトイレは手を拭くことが目的だから同じタオルを使うとすれば、タオルを分けてそれぞれ専用で使うときよりも使いまわしがきき、予備の数を減らしたりできます。
用途の共有はストックを減らす最大の秘訣です。
入れ物に合わせて適正量、定数を決めるやり方は、増えすぎたタオルを減らす際には、最も簡単で、誰にでもできるわかりやすいやり方です。
収納するときは、常に8割収納を目指し、取り出しやすくしまいやすく、多少の増加にもすぐに対応できるようにして少し余裕を設けておけば、またタオルが溢れてしまうなどというリバウンドも回避することができます。
③ 実際に使っているものを目で見て数を決める
例えば、一人暮らしで洗濯のペースが決まっていない、フェイスタオルは全部兼用、タオルの数が多すぎて収拾がつかないなど、先の①や②の方法では必要数を割り出しにくいという場合、実際にどのタオルを使っているのかを観察することで適正量を知るやり方もあります。
まずは、タオルを1カ所に積み重ねておきます。
使う際は、常に1番上のタオルから使います。
洗濯して戻す際も、常に一番上に置くようにします。
ルールはたったこれだけです。
これを1カ月、3カ月と一定期間しばらく繰り返して、使用状況を観察してみます。
そうすると、きちんと全てのタオルが稼働している場合は、タオルの山がなくなるタイミングがあるはずですし、多すぎる場合は、常に使われなかったタオルが下の方に残るはずです。
数日だけであれば「イレギュラーで足りない、どうしよう!」なんてこともあるかもしれませんが、一定期間試すことで、様々なケースを熟し、これだけあれば大丈夫という量がきちんと自分の目で見て把握できると思います。
このようにして、不要な分を取り除き、必要数を把握して、適正量、定数を決めることができます。
毎日使うタオルですが、結構、嵩張りますし、その分スペースも必要です。
狭い洗面所などの場合、収納スペースも限られていますので、使われないタオルが無駄にスペースを使っていているのも勿体ない話です。
タオルの適正量が判り、タオルがすっきり使いやすく片付けば、スペースの余裕も生まれ、使われないタオルが無駄に占領していたスペースに他のストック品などが収納できるようになったり、掃除がしやすくなったり、何よりも見た目がすっきりし、使うとしまうが楽に、気持ちよく感じられると思います。
買い替え時だって、無駄な量のタオルを買う必要もなく、家計にも優しくなります。
交換の出番が少ない未開封の新品のタオルなどは、むやみやたらに開封せず、必要な分だけを残し、人に譲ったり、リサイクルショップの買い取りに出すのも良い方法かと思います。
たくさん未開封のタオルがあれば、新年にタオルを全て一新するのも気持ちよいかもしれませんね。
年末の大掃除は、持ち過ぎてしまっていた使用済みタオルたちが、ぞうきんとして生まれ変わり、第二の使命を果たせる絶好の機会でもあります。
大掃除では、窓掃除や床掃除にぞうきんをたくさん使います。
お片付けついでに、今あるぞうきんをしっかり使い切り、使われないタオルでぞうきんまでも一新して、新年を気持ちよく迎えるのも良いと思います。
モノの役割は使われることです。
モノは使われることで使命を果たします。
今までなかなか使われなかったタオル、古いタオルにとっては大掃除が最大のチャンスです。
是非この機会に、お家のタオルの適正量と収納を見直してみてくださいね。
Minimal Officeは家庭と仕事を両立しようと頑張る女性の味方です。
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