衣替えがチャンス!クローゼットの整理収納。
「モノとの向き合い方とモノの手放し方」No.1
みなさん、随分ご無沙汰しています。
整理収納アドバイザー、Minimal Office専任アドバイザーの関口真衣です。
みなさんGWはいかがお過ごしでしたか?
お出かけされた方、ご自宅でご家族とゆっくりされた方、又、お片付けに勤しんだ方など様々だと思います。
我が家は遠出こそしていませんが、家族や友人たちと密な時間を過ごせ、しっかりと気持ちのリフレッシュができました。
また、GW中に「令和」という一つの節目がまたスタートしましたので、Minimal Officeは、家庭と仕事の両立に悩み、奮闘する女性たちの駆け込み寺となるべく、気合いを入れ直して(笑)、5月中は無料電話相談日と受付時間を拡大中です。
4月からの新生活に少し慣れて、露わになってきた問題を解消したいあなた、GWでトライした片付けを建設的に継続していきたいあなた、令和がスタートして、ミニマル起業に向けてギアチェンジしたいあなた、ブログの最下部にある「Minimal Office 相談カレンダー」をご確認の上、ご都合の良いお時間にお気軽にお電話ください。
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さて、告知は終わりにして、ここからが本日の本題です。
みなさん、衣替えはもうお済みですか?
今年の春は寒暖差が激しく、秋冬物をしまい、春夏物を出す時期には相当悩みましたよね。
我が家は結局、GW後半に衣替えをしました。
洋服は、誰のものかが明確で、且つ、比較的「使っているモノ」「使っていないモノ」を判断しやすいので、今回は、衣替えを例に「モノとの向き合い方とモノの手放し方」をテーマにお話しようと思います。
衣替えは洋服を減らして、クローゼットを整理できるチャンスです。
衣替えをするとお手持ちの洋服を一通り認識、把握することができます。
これから衣替えをする方も、もう衣替えを済ませた方も、今回のテーマである「モノとの向き合い方とモノの手放し方」を参考に、モノと向き合い、今後の片付け方のヒントにしていただければと思います。
「モノを捨てられない」
「モノを捨てるのが苦手」
「モノが増え続けて困っている」
「モノを減らしたいけどどうすればよいの?」
「片付けたいけど、どこから手をつけたら良いか判らない」
というご相談をよく受けます。
【モノとの向き合い方】
◆ モノと向き合う
捨てることが苦手な人は、「捨てる」「手放す」という行為に拒否反応を示される方が多いような気がします。
その背景には…
「もったいない」
「まだ使うかも」
「壊れてないし」
「せっかく買ったし」
「高価なものだから」
「人からいただいたから」
などという理由が見栄隠れします。
私自身もそうでした。
今でも、決して、ミニマリストの方のようにモノが少ない訳でもないですし、私自身はある程度モノがあることに安心感を抱きますし、いくつかのモノから使うモノを選び、組み合わせを考えることが楽しく、そこに幸せを感じるタイプなので、「モノを減らす」ことを目指している訳でも、「モノは少なければ少ない方が良い」と思っている訳でもありません。
それに「もったいない」とモノを大事にする考え方は素敵だと思いますし、私もずっとモノを大切にする人間でありたいと思っています。
だから、勘違いしないで欲しいのです。
「捨てる」や「手放す」ことが「悪」、「持つ」や「取っておく」ことが「善」では、決してないのです。
たとえ、モノを捨てずに持っていたとしても、モノが使われずに埃を被ったままにされ、どこに置いているか、持っているかすら把握されず、忘れ去られているとしたら、決して、モノが大切にされているとは言えず、必ずしも「持っておくこと」が「善」とは言えませんよね。
逆に、買ってすぐ、人から貰ってすぐではあるけれど、自分が使わないモノであれば、それを手放し、欲しいと思う人、大切にしてくれる人に譲り、感謝され、喜んで貰えた方があなた自身も嬉しく、モノ自体も幸せで「善」だとは思いませんか。
また、様々な感情でモノを束縛し、使わないモノが部屋に溢れることで、掃除や片付けなどをしようという前向きなあなたの気持ちを億劫にさせたり、気づかぬうちに動線や日常の家事の邪魔になり、作業効率を下げていたり、探し物が増え時間をロスさせていたり、重複買いによって余計な出費に繋がっていまっているなんてことも往々です。
モノの目的は使われることです。
使われることでモノの存在価値があります。
モノの本質的な機能として使われることはもちろん、そこにあるだけ、持っているだけという、モノそのものの存在だけで気分を上げたり、癒してくれる特別な思い入れのあるモノであれば、モノの存在価値はきちんとあるのです。
人それぞれ、幸せを感じるモノやその量には違いがありますし、自分に合った適量のモノを持つことがベストだと思っています。
捨てること、手放すことが苦手だった私も、きちんとモノと向き合うことで、必要に応じてモノを手放し、減らすことができるようになりました。
それは、モノを手放したことで得られる快適性を実感できたこと、モノを減らしたおかげで、以前より増して、残したモノへの注目や愛着が深まったと実感できるようになったからです。
そのおかげで、当初抱いていたようなモノを手放すことへの罪悪感が自ずと減り、その代わりに、自分の適量を把握し、モノを持つこと快適性とモノへの愛着度が増しました。
また、同時に、購入したり、貰ったり、入手することは簡単ですが、手放すことの難しさや寂しさを知ったおかげで、モノを購入したり、貰う際は、「本当に欲しいのか?」「本当に使うのか?」「本当に気に入ってるか?」を自問自答して、吟味してから入手するようになりました。
自分が気に入ったモノを入手すれば、大切に扱いますし、自ずと「捨てる」という行為が必要なくなり、整理する必要性もなくなってくるのです。
ミニマリストの方はその究極だと思います。
何でもかんでもモノを捨てて、モノを粗末にしているのでは決してなく、一度、自分の身の回りを整理し、自分の必要と不必要なモノを把握し、必要なモノを厳選しているのです。
モノの数は少ないですが、モノは全て使うモノだけで、自分が吟味し、厳選したからこそ、そのモノに拘り、愛着を持ち、きちんと管理し、しっかり使っているのだと思います。
私は、決して、ミニマリストではないですし、ミニマリストには到底なれませんが、モノを手放すことが苦手だった私が、「モノを手放す意味」を理解し、行動できるようになったからこそ、片付けたい、快適に暮らしたいと思う皆さんには、きちんとモノと向き合っていただきたいのです。
◆ 「捨てるモノ」ではなく、「今、使うモノ」「今、必要なモノ」を選ぶ
その為には、まず、「捨てる」「手放す」ということを一旦忘れ、 「今、使うモノ」ということだけに着眼し、焦点を置きましょう。
つまり、「今、使うモノ」だけを選び出していくのです。
「今っていつ?」
「どのくらいの期間のこと?」
と、よく尋ねられますが、日用品は、基本1カ月を目安に考えます。
ただ、衣類の場合、気温の変化もありますし、1カ月ではなく、1シーズンを目安に判断して良いと思います。
(但し、礼服やスーツ、レジャーウエアなどは少し扱いが違うので今回は除外します。)
では、いざ、衣替えをどう進めるかです。
今の時期の衣替えの場合、秋冬服(オフシーズン)をしまい、春夏服(オンシーズン)を出し、入れ替えることになります。
本来は、オンシーズンの春夏服から作業した方が「出す」「しまう」の作業効率が良いのですが、つい最近まで着たり、目にしていたオフシーズンの秋冬服の方がより「使う」「使わない」が判断がしやすいと思いますので、まずは、しまうオフシーズン秋冬服から作業していきます。
◆ オフシーズン(秋冬用)の衣類と向き合う
衣類は、まず人ごとに分けて作業しましょう。
一枚ずつ手に取りながら、洋服と向き合います。
クローゼットにある秋冬服の中で、「今、使う服」「今、必要な服」を選び出していきます。
「今、使う服」「今、必要な服」=「今シーズンに着た服」なので判りやすいですよね。
ここでは、「高かった」「気に入っている」などという感情は一切無視して、「今シーズン着た服」だけを選び出します。
その中で、劣化が激しいモノや流行モノで来シーズンはきっと着ないだろうと予測されるモノなどがあれば排除します。
お子様の洋服の場合は、成長過程でサイズアウトしたものなども排除していきます。
ここで残った服が、「今、使う服」「今、必要な服」ということになります。
俗にいう、選び抜かれた「一軍」の秋冬服です。
正直、これだけあれば、来シーズンの秋冬も越せるはずです(笑)。
これらを来シーズンも気持ちよく着れるように、洗濯やクリーニング、外れかかったボタンなどを補修し、いつでもスタンバイOKな状態で、来シーズンになれば、すぐに出し、着られるように収納しましょう。
収納ケースに入れて押し入れの奥にしまう場合などは、誰の何が入っているか、中身がわかるようにラベリングしておくと判別しやすいです。
次に、残念ながら、一軍から選抜落ちした、一度も着なかった、存在を忘れられていたオフシーズンの落選組(秋冬モノ)「一軍」とは隔離しておきます。
(これらの処理については、「モノの手放し方」で後程ご紹介します。)
この際、意外と落選した服が多いことに気づき、これだけ着ない服を所有し、収納場所を占領していたのだと驚くかもしれません。
ただ、もし、この落選組の中で、やはり必要だと思う服、着ると気分が上がる服があれば、敗者復活で、「一軍」に復活させるのはOKです。
いわゆる、こんまり先生(近藤麻理恵先生)でいう「ときめくかときめかないか」で判断するということです(笑)。
但し、1シーズン全く着なかったモノ、落選組モノだということは、サイズがきつかったり、着にくかったり、着る機会がない服であるなど何かしら理由があることを、常に念頭に置き、おそらく来シーズンも着なくなる可能性が大なので、敗者復活させる場合は、くれぐれも慎重におこないましょう。
◆ オンシーズン(春夏用)の衣類と向き合う
次に、オンシーズンの春夏服についてです。
基本的には、前回の衣替え時に、選抜大会を勝ち抜いて、「一軍」の春夏服だけが残っている状態のはずだと思いますが、意外と人の心変わりは早いので、もう一度、オンシーズンものとして収納する前に、今シーズン着たいモノかどうかを再チェックしましょう。
サイズが合わなくなった服はありませんか?
着まわしにくい、似合わない服はありませんか?
形が古い、着る機会がなくなった服はありませんか?
一枚ずつ手に取りながら、洋服と向き合ってみてください。
サイズアウトしたり、劣化したり、好みが変わっていたりと、意外とこの最終選考で「一軍」から陥落するものが多くあると思います。
「一軍」より陥落したモノは、やはり、「一軍」の春夏服とは隔離して、別の収納ケースやダンボールなどに入れて一時的に仮保管しておきます。
ハンガーなどで掛けて収納するスペースがある場合も、仕切りなど目印を入れ、「一軍」とは区別して収納しましょう。
その際、もちろん使いやすい手前が「一軍」、使いにくい奥側が「二軍」といういうように使用頻度順に収納しましょう。
ひとまず、「一軍」の春夏服でこのシーズンを過ごしてみてください。
一枚ずつ向き合い、洋服を把握できれば、今あるものを活かしながらコーディネートできる、次に買うべきアイテムが判ったり、ファッションも楽しむことができます。
もし、「二軍」の中で必要なモノが出てきたら、その時は、遠慮なく「一軍」に昇格させてあげてください。
ただ、洋服の場合、今シーズンで新たに購入したりする場合も多いので、おそらく、「二軍」が「一軍」復帰することはそうそうないとは思いますけれども(笑)。
◆ 「一軍」の衣類の収納の仕方
収納の方法は、お家によって、収納スペースによって、ハンガーに掛けて収納する、畳んで収納ケースやタンスにしまう、畳んで積み重ねオープンに収納する、様々あると思います。
何れの収納方法にしても、見事選び抜かれた「一軍」のオンシーズンに着る服は、まずは人ごとに分け、次に、アイテムごと、その次に、形や色ごとに分けて収納しましょう。
収納の基本は、使う時に使いやすくが基本です。
また、収納場所もきちんと考えてみましょう。
できれば、一カ所にまとまっていると着替えが一カ所で完結できるので便利だと思います。
洗濯物を畳んでしまう際も一カ所であれば楽ちんです。
また、動線や動作を考え、使う場所で、アイテムごとに収納できれば、それも便利ですよ。
下着などを脱衣室に収納できれば、入浴後の着替えがスムーズになりますし、お子様のお着替えなど着育にも一役買うかもしれません。
コートなどをクローゼットではなく、玄関の近くやリビングまでの廊下にしまえれば、誇りや花粉などを部屋まで持ち込まずに済みますし、リビングなどでの上着の脱ぎっぱなしを回避できると思います。
また、収納する際は、お子さんのモノはお子様の目線で、お子様が取り出しやすい高さや見える収納、もしくは、ラベリングなどで判りやすくすると子供の自立が促せ、脱ワンオペ家事にも繋がり効果的です。
背の高いご主人などの場合は高さを考えてあげるのも親切です。
また、収納スペースからモノの量を決め、スペースに入る分だけ持つと適量を決めることも片付く一つの方法です。
オフシーズンの「一軍」服は、同じく、人ごと、アイテムごとに分けて、次にすぐ使えるスタンバイ状態で収納しておくことが重要です。
冬物のウール製品などは防虫剤を入れたり、白物は黄ばみなどを防止するために、皮脂汚れやシミをよく落としてから収納するなど、あなたが洋服と向き合い、選び抜いたせっかくの「一軍」のお洋服ですから、保管時の劣化を防いで収納することもお忘れなく。
以上、衣替えより「モノとの向き合い方」でした。
次回のブログは、今回の続き、残念ながら「一軍」選抜されなかったモノたちを例に「モノの手放し方」についてをお伝えしようと思います。
お楽しみに!
Minimal Office は家庭と仕事の両立しようと頑張る女性の味方です。
冒頭でもお伝えしましたが、
5月中は、無料電話相談日と受付時間を拡大中です。
実際に、衣替えをしながらクローゼットのお片付けなどの訪問コンサルタント(整理収納実作業)なども可能です。
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