Web内覧会④-2
間取りレイアウトの決め手となった「布団収納」No.2
Minimal Office専任アドバイザーの関口真衣です。
前回のブログより、Web内覧会④ として、Minimal Officeリエゾンベース東京の間取りレイアウトの決め手となった「布団収納」についてご紹介しています。
前回は「布団収納」レイアウトをご紹介したところまでで終わりましたので、早速その続きから。
「布団」に関する動作、その動作で使うモノ、リエゾンベース東京の諸条件などを考慮した「布団収納」レイアウトがこちらです。
クローゼットを正面から見た図です。部屋の奥側にあたる右側に「布団」グッズを集めました。
クローゼットを側面から見た図です。折れ戸まで奥行を目いっぱい利用して収納しています。
そして、実際の写真がこちらです。
ご覧の通り、「布団」に関する一連の動作で使うモノを一カ所に集めて収納しています。
同じ動作で使うモノをグルーピングし、一カ所に集めることで、モノを取りに行ったり、モノを探したりする必要がなくなり、短い動線と小さな動作で行為を完結することができ、とても楽で省エネになります。
また、グルーピングした寝具一式は、基本的に、月に数回の宿泊時、しかも、夜と朝の2回だけ出し入れするような使用頻度が低いものなので、クローゼット内の配置に関しても、正面から見て右側、つまり、部屋の奥側半分を定位置としています。
そうすることで、クローゼットの中でも使いやすい手前半分は、寝具類よりも使用頻度の高い、よく使うものを収納することができ、効率よく、モノの出し入れができます。
また、奥側の折れ戸を開けることなく、手前の折れ戸だけを開閉すれば、寝具をほとんど見せることなく、クローゼットを使用することができます。
手前の折れ戸のみ開けた状態の写真です。 使用頻度の高いモノを手前に収納します。
また、これらのクローゼットにおける「布団収納」レイアウト以外に、布団の上げ下ろし作業の煩わしさを軽減するため、又、セッティングに掛かるアクション数を省略させ、作業を楽にするため、採寸データを基に、布団自体の収納レイアウトも考えています。
以下、折り畳みベッドと敷布団などの側面図です。
折り畳みベッドに敷布団をセットしたまま収納しています。
実際の写真です。
折り畳みベッドに敷布団一式をセットしたままのこの状態で収納しています。
一見、折り畳みベッド、ベッドパッド、敷布団しかないように見えますが、敷布団にもベッドパッドとカバーを既に装着済みです。
こうすることで…
一人で宿泊する場合は、折り畳みベッドをクローゼットから取り出しセットするだけで完成です。
一人で宿泊する場合の「一人宿泊型」レイアウトが完成。
二人で宿泊する場合は、折り畳みベッドをクローゼットから取り出しセットし、敷布団一式(布団の詳細③④⑤)を床にスライドするだけで、まずは、一人分の寝床が完成です。
二人で宿泊する場合の「二人宿泊型」レイアウト。 敷布団一式を床にスライドして一人分の寝床が完成。
折り畳みベッドはベッドパッドだけの状態(布団の詳細①②)になるので、別途フラットシーツを装着すれば、更にもう一人分の寝床が完成になります。
二人で宿泊する場合の「二人宿泊型」レイアウト。 フラットシーツを装着してもう一人分の寝床が完成。
アクション数が減り、効率が良くなったり、作業が楽になったりすること以外にも、以下のようなメリットがあります。
【メリット】
◆ 布団をしまう、カバーをセットするなどの作業が省略でき楽ちん。
◆ 嵩張る敷布団を別途、収納するスペースが不要になる。
◆ 布団圧縮袋や収納ケースから出し入れする必要がない。
◆ 保管している(収納している)ときの通気性が良くなる。
◆ 敷布団を併用することで、ベッドのウレタンマットのへたりを軽減できる。
◆ カバーやベッドパッドをこまめに洗濯、交換すれば衛生的に保ちやすい。
◆ ウレタンマット+敷布団で、就寝時の快適性アップ。
◆ クローゼットの奥行を最大限に使え、収納に必要なスペースを抑えられる。
◆ 約5.5帖の狭小な室内に生活感を出すことなくオフィスらしく仕上がる。
このように、折り畳みベッドに敷布団をセットしたまま収納するだけの収納方法ですがたくさんのメリットが生まれました。
あなたも是非、固定観念や今までのやり方や習慣にとらわれず、ご自分の行動や使い方、そして、モノをもう一度見直して、あなたが毎日、当たり前に行う家事や作業の効率化を図ってみてください。
意外と簡単で、劇的な変化を感じたり、ゆとりの時間が生まれたりしますよ。
もちろん、ご自分では「無理だ~!」という方、Minimal Officeがお手伝いします。
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次回のブログは、この続きで、Web内覧会④「布団収納」レイアウトの最終回、掛布団と枕の収納についてです。
お楽しみに。